エリアレポート レジュメ版

「特定エリア稼働調査」レポートのご案内

 有料コンテンツのひとつとしている「特定エリア稼働調査」レポートでは、実際の稼働調査に基づいて、注目度の高い沖縄県内の商圏について記述しています。テキストと各店舗の貸玉料ごとの稼働表に加えて、各店舗の写真画像と店舗の位置情報を示した地図データを閲覧可能です。パチスロの稼働調査では、各貸玉料別に、30パイ(沖スロ)と25パイ(チビコイン)を分けて集計しています。このコーナーの更新頻度は月におよそ2回。有料コンテンツではこの「特定エリア稼働調査」以外にも、「沖スロ 機種別 設置状況・稼働状況」と「沖スロ 中古機市場レポート」が配信されるため、週に1度のペースでコンスタントにレポートをお届けしています。

2017.11.28 NEW!

本部半島

狭小商圏の小型店、低コスト運営を志向

今年、2017年の沖縄パチンコ市場に、新店舗のグランドオープンや閉店といった動きは見られなかった。本年中の主なトピックスとしては、休業中であった宮古島市、伊良部島の『ラッキー』が営業を再開したこと、そして沖縄市内にあるジャンボ・サンシャイングループの『サンシャイン山内店』が大規模な改装に入り、『サンシャインネクスト(NEXT)山内店』として年内中にリニューアルオープンすることが見込まれていることの2点となる。『サンシャインネクスト』ブランドは同店が第一号店となっており、そのブランドコンセプトが注目されている。

沖縄パチンコ市場において2015年から2016年にかけての近年において起こった大きな動きのひとつは、ピータイムによる本部半島への進出であった。ピータイムは、2015年12月に本部半島西部の本部町に『ピータイムもとぶ』をオープン。翌2016年12月には半島北部の今帰仁村に『ピータイム今帰仁』をオープンさせている。設置台数は前者が200台、後者が102台と、いずれも小規模店舗である。

沖縄本島北部の山原(やんばる)地方の商業活動では、本部半島の付け根に位置し、沖縄自動車道の終点となっている名護市が圧倒的なシェアを占めており、ピータイムが進出する以前まではパチンコ市場においても同様であった。名護市内の中心市街地には6店舗が集積しており、計2628台の遊技機を擁する。2016年1月1日現在における住民基本台帳による名護市の人口6万2227人は、もちろん北部の市町村で最多、県下でも第6位である。本部町の人口は1万3590人、今帰仁村の人口は9611人となっており、この限られた人口のうちに含まれる遊技客を名護に流出させないことが、ピータイムの新店2店舗のミッションとなる。

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2017.10.13 NEW!

沖縄市 泡瀬(高原)

エリア内最多設置『アムズ』沖スロ、8割稼働

沖縄市コザから、うるま市具志川にかけての中心市街地には、県内最大手のジャンボ・サンシャイン=J・パークグループの独占市場となっており、競合ホール企業が入っているのは、東海岸側の県道33号線・85号線の沿道と、この沿道と中心市街地を結ぶ連絡道路の沿道である。海岸線の道路は、中城湾・泡瀬干潟の埋め立て地を走っており、そのため道は広く、沿道は整理されている。沿道にはイオン具志川店をはじめ、多くの郊外型ロードサイド店舗が並んでいるのだが、周辺の人口密度が低いこともあって、本島中南部では比較的、渋滞は緩和されている。

沖縄市からうるま市の東海岸におけるホールの分布は、沖縄市泡瀬(高原)エリアの3店舗と、うるま市(旧・具志川市)前原(塩屋)の3店舗の2つのグループに分けることができる。本稿が採りあげるのは前者、泡瀬(高原)の3店舗である。

泡瀬(高原)にあるのは、アムズグループ(アムズガーデングループ)の『アムズガーデン泡瀬店』、ジャンボ・サンシャイングループの『サンシャイン泡瀬店』、イースペース(Eスペース)グループの『ラッキー高原店』となる。このうち『ラッキー』は低貸玉に力を入れている。

沖縄県内におけるアムズグループの系列店は6店舗。南部2店舗、中部2店舗、北部1店舗と、バランス良く、全島内に分布する。同グループは『夢屋』から『アムズガーデン』への屋号変更をすすめており、系列店舗のなかで『夢屋』を屋号に残す店舗は、東北の7店舗(宮城県6店舗・福島県1店舗)を含めても、那覇市三原の『夢屋 三原店』のみである。沖縄県内の経営企業は、アール・ケイ・アミューズメント、モリ、ヒューネッツジャパンの3社に分社化されている。沖縄県内で『アムズガーデン』を屋号とする店舗はすべて、低貸しパチスロの増台を抑えて、30パイ・20円貸しを主力とするという特徴を持っている。

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2017.10.10

特別編 愛知県豊田市

地元密着型ホール企業が次世代の旗艦店を新築

東海地方の注目エリアについてレポートする「特別編」の2回目である。比較的最近オープンした店舗を採りあげている。今回は、愛知県豊田市の中心市街地に2016年12月26日にグランドオープンした『リブレー遊援館』およびその周辺店舗についてレポートする。

豊田市のパチンコ市場には、APANグループ、あるいは都筑グループと呼ぶことのできる、同じ一族によって経営される3つのホール企業が存在している。『ZENT』を主な屋号としてホールを展開する善都、『APAN21』で展開する遊都、『APANクラブ(APAN CLUB)』で展開する都筑の3社である。3社はいずれも、豊田市を中心に店舗を展開しており、出店エリアは愛知県内、あるいは東海3県内に限られる。豊田の地元密着型ホール企業と言える。今回レポートする『リブレー遊援館』は、『APANクラブ』とはなっていないが、都筑の系列店である。

『リブレー遊援館』が立地するのは、中心市街地南部の元宮地区であり、地区内を縦貫する国道248号線の沿道には豊田警察署や「MEGAドン・キホーテ豊田本店」があり、本年の9月7日には大型複合SC「イオンスタイル豊田」がオープンしたばかりである。『リブレー遊援館』は国道に並行する、渋滞がそれほど激しくない道路に面しているため車で駐車場に侵入しやすい。都筑は国道に面して『APANクラブ93』を営業していたが、昨年の8月28日で閉店させている。

『リブレー遊援館』の入る新築の建物は2階建てで、周囲に1200台駐車可能な平面駐車場を備える。1階にホールと、地元スーパー「えぷろん」の「えぷろん生鮮館 リブレー元宮店』、2階に「ヒマラヤスポーツ&ゴルフ リブレ豊田元宮店」が入居する複合施設となっている。「ヒマラヤ」も、本社を豊田ではないが岐阜に置く、東海の地元企業である。

今回、稼働調査を実施したのは、グランドオープンから9カ月が経過した10月1日、日曜日の午後である。徒歩圏にある系列店の『APANCLUB248』と、周囲の主要な大型店3店舗でもあわせて稼働調査を実施した。

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2017.10.05

特別編 岐阜県本巣市

旗艦店へのリニューアル店舗、既存店に敗れる

今回と次回の2回にわたって沖縄を離れ「特別編」として、東海地方の岐阜県と愛知県内において比較的最近オープンした店舗を採りあげる。今回採りあげるのは、岐阜県本巣市小柿(旧・真正町)に本年4月29日にグランドオープンした『マリオンガーデン岐阜本店』である。

同店は、『マリオン』『マリオンガーデン』の屋号で愛知県9店、岐阜県3店、三重県3店、東京都2店の計17店を展開するTRY&TRUSTの系列店である。元は設置台数731台の『マリオン真正店』として営業していたが、本年1月に閉店し、3カ月弱の改装を経て『マリオンガーデン岐阜本店』として再出発した。同社で初めて、『本店』を冠した店舗である。パチンコ706台、パチスロ515台の計1221台を設置。このうち24・8%が低貸しとなっている。

同店が立地する場所は、岐阜市の中心市街地から西に約5キロほどと近いが、周囲には田園風景が拡がっている。建物は平屋建てで、十分な広さの平面駐車場を備える。主要地方道の県道53号線から南に数百メートル入っているため、駐車場への出入りにストレスはほとんど感じない。同じ建物にコンビニのローソンと、そば・うどん店、ラーメン店を併設する。

リニューアルでは全面的に建て替えられたと思われる。外装の基調色は白。内装では絨毯が敷き詰められ、金、紫、赤、茶、黒など高級感を感じさせる配色となっていた。パチンコだけでなく25パイのパチスロにも各台計数機を導入。店内で特に目を引くのが、クッションが厚手で重厚感のある各遊技機の椅子である。

今回、稼働調査を実施したのは、グランドオープンからおよそ5カ月が経過した9月30日の午後である。同店に対するファンからの評価はほぼ固まった時期であったと判断していいだろう。周囲の大型店3店舗でもあわせて稼働調査を実施した。

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2017.08.11

『ジャンボ』VS『ファラオ』

旗艦店対決 リニューアル時の機種選択に差異

本島の中南部において、異なるホール企業が至近距離で競合している注目エリアのひとつに、浦添市西部の国道58号線沿道、牧港から城間、屋富祖にかけてがある。ここでは、県内で最多の店舗数を展開するジャンボ・サンシャイングループの旗艦店『ジャンボG1店』と、ピータイムに次ぐ第3位の店舗数を展開するイースペース(Eスペース)グループの旗艦店『ファラオ本店』が厳しい接近戦を展開している。

ジャンボ・サンシャイングループは、『ジャンボG1店』と平面駐車場を共有して『サンシャイン城間店』を経営しており、両店舗は事実上のツイン店舗となっている。前者を通常貸しメイン、後者を低貸しメインとするものの、『サンシャイン城間店』でもパチスロでは224台、66・7%を通常貸しの30パイ機(沖スロ)に充てている。通常貸し・30パイ機の構成比率は、2店舗の総設置台数1096台のうち39・8%を占めている。

一方の『ファラオ本店』は、『ジャンボG1店』がオープンした2010年の翌年、2011年にオープン。国道58号線に面して設置された巨大なツタンカーメンの胸像が話題となった。

両店舗の稼働面での格差がもっとも如実に表れているのが、主力の通常貸し・30パイ機の稼働である。また、両店舗とも「旗艦店」を自負するだけあって、話題の新機種を積極的に導入している。

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2017.07.22

「新機種と稼働の相関関係」

沖縄における新機種“新機種効果”は限定的

沖縄の沖スロ(30パイ機)は今夏、新台ラッシュを迎えた。導入される台数規模が大きいと見込まれる順に列挙すると、「グレートキングハナハナ‐30」、「トリプルクラウンZEROⅡ‐30」、「ワンバーワン‐30」、「ロイヤルマハロ‐30」の各機となる。これまでのシリーズ機の稼働状況と客層から判断して、新機種による顧客吸引、すなわち〝新機種効果〟を特に期待することができると予想されるのが「グレートキングハナハナ」と「ワンバーワン」の2機種である。沖スロの新台ラッシュは、沖縄における新機種導入と稼働状況の相関関係を検証する絶好の機会である。

今回の調査では本島中部のうるま市具志川の江洲と沖縄市北部の美里から東海岸の具志川の前原にかけて点在する6店舗を対象に実施した。調査対象とした6店舗のうち沖スロの新機種を導入していたのは3店舗。調査時に県内で最多の店舗数を展開する最大手ジャンボ・サンシャイン、J・PARKグループの系列店舗は新機種を導入していなかった。ただ、新機種を導入した店舗では新機種でさえ稼働率は低調で、顧客の吸引効果を発揮していたとは言い難い。今回の調査では、沖縄で〝新機種効果〟は限定的と結論づけることができそうだ。

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2017.07.13

「石垣市」

ピータイム、宮古と同様に石垣でも市場を独占

石垣で一番となっている『ピータイムやえやま』が立地する真栄里は、中心市街地から数キロ離れる。島内最大級のショッピングセンター「サンエー石垣シティ」と「マックスバリュやいま店」が並んで立地しており、観光客向けの店舗で占められてしまった中心市街地とは違って、離島を含めた石垣地方全体から足を運ばせるほどの非常に強い吸引力を持っている。

『ピータイムやえやま』からは国道を挟んで斜め向かいに立地する『ポパイ石垣店』の状況は非常に厳しい。石垣にあるピータイム系列以外の残る1店舗『イースペース石垣店』は、真栄里から白保にある新石垣空港(南ぬ島 石垣空港)方面に国道をさらに3~4キロ、市街地から離れた場所にある。同店ではパチンコの貸玉料のボリュームゾーンを1円とし、また競合の『ピータイムやえやま』が設置していない貸玉料を積極的に導入して対抗していたが、稼働は0.25円パチンコと2円パチスロといった〝超低貸し〟が支えるという状況となっていた。

中心市街地で唯一のホール『ピータイム石垣店』は、設置台数102台の小規模なパチスロ専門店である。通常貸しの沖スロ(30パイ機)のみを設置する。現時点で沖スロは外国人観光客にとってのレジャーとしての知名度は低い。だが同店が外国人でも入りやすい環境を用意することができれば、インバウンド効果を期待することもできそうだ。

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2017.06.18

「M‘sガーデン」

都心型・駅前型の高稼働店舗

沖縄県内のパチンコホールは80数店舗。このなかに、平日昼間を含めて平均的な店舗稼働率が6割以上を得ている優良ホールが1割ほど存在する。那覇市東町のモナコグループ『M’sガーデン』も、そのような優良ホールのひとつだ。

『M’sガーデン』は、4円パチンコ176台、20円パチスロ384台、計560台の通常貸玉専門店である。パチスロのうち288台が30パイ機・沖スロとなっている。同店について、立地環境、遊技環境、ブランド力、機種構成、いずれをとっても県内トップクラスの評価を与えることが可能だ。立地環境では、官庁街の久茂地や繁華街の松山、港湾部の那覇新港のいずれからも徒歩圏内に立地しており、モノレールの旭橋駅からすぐそばの場所にある。店舗内外の装飾を、高級リゾートホテルのイメージで統一。外から見たリゾート・沖縄のイメージを忠実に再現していると言えるが、沖縄には案外、そのようなイメージを採用した店舗は見あたらない。

機種構成では、「クイーンハナハナ‐30」、「ニューキングハナハナ‐30」、「沖ドキ!‐30」のいずれも72台ずつと、主力機の所在が明らかだ。沖スロが稼働の中心となる沖縄では一般的に、新機種の導入には消極的なホールも多いが、『M’sガーデン』は5月下旬より導入が開始された「CRぱちんこ必殺仕事人V」44台・1ボックスを導入。沖縄県外では話題機のこのような導入も珍しくないだろうが、県内のホールでは極めて異例である。同店であっても、もし「仕事人」44台が設置されていなければ、パチンコにおける主力機の所在が曖昧となっていた可能性があるだろう。

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2017.06.09

「宮古島市」エリア

高稼働維持する優良商圏を『ピータイム』独占

 

宮古島の市町村は、伊良部島の伊良部町を含めて2005年に合併し、宮古島市になった。市の人口は2016年末現在で5万4340人。対前年比では4年連続で減少しており、2016年に対前年比で上昇したのは平良地区(旧平良市)のみである。

島内のホールは3店舗。いずれも平良の中心市街地の郊外に立地する。伊良部島にも1店舗あったが、現在は休業中となっている。市街地の北側に『ピータイム宮古店』、南側に『ピータイムⅡ』と『アイランドポパイ』がある。

調査時における稼働率は、3店舗の計926台で44.5%。『ピータイム』2店舗に限れば60.9%となる。島内最大の『ピータイム宮古店』の店舗稼働率は67.7%、沖スロの通常貸しでは73.3%。今回の稼働調査は平日の早い午後、給料日や年休受給日から離れた日に実施したが、沖スロコーナーが満席となる機会も多いだろうと予想される。

『ピータイム宮古店』沖スロコーナーにおけるシリーズ機の設置比率はおよそ「ハナハナ」:「トリプルクラウン」:「沖ドキ!」=3:2:1。『ピータイム』2店舗の「沖ドキ!」シリーズはすでに、すべて「沖ドキ!トロピカル」へと置き換えられていた。

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2017.05.25

「うるま市具志川 北部」エリア

コザで圧倒的なサンシャイン、具志川でも優位

うるま市内のパチンコホール数は、県内市町村では那覇市の18店舗に次ぐ11店舗。うち8店舗が旧・具志川市内にある。具志川の8店舗のうち、3店舗は沖縄市の泡瀬と連続する前原に、3店舗は沖縄市・コザと連続する江洲・赤道に立地する。つまりうるま・具志川の6店舗までが、沖縄・コザの都市圏と連続した商圏に立地しているのである。うるま市のうち、旧・石川市内には3店舗あるが、旧・勝連町と旧・与那城町には現在、パチンコホールは立地していない。

沖縄・コザ都市圏では、ジャンボ・サンシャイングループが圧倒的な顧客占有率を示している。うるま・具志川においても、J・PARKを含むジャンボ・サンシャイングループ(オータグループ)の3店舗が存在感を示す。このうち旗艦店が『J・PARK ディノ店』であり、前回調査の結果であるが、20円30パイのパチスロの稼働率は86.1%を記録していた。同店と同じ県道75号線沿道には、パチンコを1円のみ、パチスロを20円30パイのみとした『サンシャイン具志川店』、そしてパチンコで4つの貸玉料とパチスロで20円と2円で30パイと25パイをともに用意した『J・PARK みどり町店』が並び、グループ店舗間の差別化を図っている。

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2017.05.17

「特別編 関東遠征」

2017年GW、関東の注目店舗に遠征

沖縄から関東へ遠征し、注目している『チャレンジャー幸手店』、『パチンコ どんじゃら』、『メガガイア蒲田店』の3店舗を紹介する。2017年のゴールデンウィーク期間中に実地調査を実施した。

埼玉県幸手市内の『チャレンジャー幸手店』は、YouTubeやニコニコ動画といった動画配信ツールを使って情報公開を積極的に行ったために、全国区での注目を集めている。動画は「パチンコ店買い取ってみた」というタイトルで2015年9月にスタートし、以降、週1本のペースで継続的に投稿されている。都心から2時間以上かかり、田畑のなかにポツンと立つ個店ながらも、少なくはない数の動画を見たユーザーが“わざわざ行ってみたい”と訪れることにより、店舗の売り上げを支える新規顧客が補給されている。

『パチンコ どんじゃら』は、関東有数の激戦区である埼玉県さいたま市大宮区の大宮駅前にある。設置台数284台の小規模な老舗店舗ながらも、「通常貸玉専門店」という営業形態を維持している。「萌え」に特化した営業スタイルが固定客層からの支持をつかんでいるようである。

大宮駅前と同じく関東有数の激戦区である東京都大田区の蒲田駅前で、ゴールデンウィーク入りする4月27日に『サイバーパチンコ蒲田店』が『メガガイア蒲田店』として全面改装を行いリニューアルオープンした。設置台数1014台の大型店舗である。オープン8日目となる5月4日の昼前の調査時には、パチンコの稼働率が26.5%と苦戦していた。

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2017.04.19

「おもろまち~天久~泊」エリア

『ピータイムおもろ』パチンコで9割稼働を実現

「おもろまち」は「那覇新都心」とも呼ばれ、主要施設が2000年代に入ってから開業した新しい市街区である。外国人観光客をよく見かける。また、それぞれの施設が大型駐車場を備えていることから、車で移動する地元住民も集める。おもろまちには『ピータイムおもろ』と『ジャンボおもろ店』の2店舗があり、国道58号線からおもろまちへの入口付近に名宝グループの『はなまる那覇店』がある。また、58号線を久茂地方面に下ると『ジャンボポートアイランド店』がある。

今回の調査では、『ピータイムおもろ』が店舗稼働率81.3%と、支持の高さを見せつけた。4円パチンコの稼働率が90.0%、20円パチスロの稼働率が74.7%と、パチンコがパチスロを上まわっており、30パイ沖スロが主力となっている沖縄の店舗では珍しい。25パイの稼働率が64.8%と、好調なパチンコと連動していない点が興味深い。機種構成を工夫すれば、25パイコーナーの稼働を好転できる可能性があると感じた。30パイコーナーでは「沖ドキ!‐30」の稼働率が突出しており、同機を撤去後にも高稼働を維持することが、『ピータイムおもろ』の課題となっているようである。

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2017.04.07

「中頭郡 国道58号線沿道」エリア

米軍基地の影響強い中部、「1エリア1ホール」

沖縄本島中部。中頭郡の国道58号線沿道には、在日アメリカ米軍の存在を強く意識させられる。那覇市から国道58号線を北上し、読谷村を目指す。那覇市の北隣の浦添市では、西海岸が海兵隊兵站基地の牧港補給地区(キャンプ・キンザー)となっている。次の宜野湾市には海兵隊の普天間飛行場がある。国道58号線宜野湾バイパスの沿道の大山地区に『エルグラン大山』がある。北谷町の美浜地区、ハンビー飛行場跡地に開発されたレジャー施設のアメリカン・ビレッジがあり、観光地のひとつとなっている。美浜地区の南の北谷地区に、『マルシンV4』がある。嘉手納町の町域の82%は基地である。ここには極東最大の米空軍基地の嘉手納飛行場がある。西海岸の住宅街・水釜地区に『サンシャイン水釜店』がある。読谷村まで来ると、農地が拡がり、観光施設が点在するようになる。村の中央部に『J・PARKバロン』がある。さらに北の恩納村にホールは存在せず、次に西海岸でホールがあるのは名護市の中心市街地である。

今回の調査では、人口の稠密な那覇・浦添にもっとも近い『エルグラン大山』が34.7%で店舗稼働率トップ。通常貸し沖スロの稼働率に着目すると、『エルグラン』>『J・PARK』>『マルシン』>『サンシャイン』の順となる。

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2017.03.31

「浦添市東部・那覇市曙」エリア

敢えて「変わらない」で高稼働 ~『セブン』

浦添市東部の西原・前田、そして那覇市の曙(安謝)という、異なる2つのエリアを採りあげる。

浦添市内のホールの分布では、東部・西原の『セブン浦添』、そして前田の『サンシャイン首里店』を除く6店舗はすべて、西部の国道58号線沿道に立地する。『セブン浦添』は、国道330号線と、首里から普天間を結ぶ県道241号線が交わる広栄交差点にある複合商業施設「バークレーズコート」の近くに立地する。「バークレーズコート」は、浦添市東部における商業活動の中心である。『セブン』は本島内に2店舗。もう1店舗は、うるま市石川で『ピータイム石川』と激戦区を形成する。『セブン浦添』の全360台のうち180台が通常貸しの沖スロ。さらにその半分90台が「トリプルクラウン」となっている。調査時における同店の店舗稼働率は56.1%、沖スロに限ると68.9%と高い。同店の高稼働の理由は、「変わらない」ことではないか。競合の『サンシャイン首里店』は、『セブン』と同じ90台の「トリプルクラウン」を揃えつつも、2円パチスロなど低貸しを充実させている。

那覇市曙は、那覇市と浦添市を分かつ安謝川左岸の河口付近にある。国道58号線の安謝交差点が入口となっており、『M‘sニューポート』は交差点角に、『J・PARK安謝』は工場や港湾施設のある新港方面に向かう道路沿いにある。『M’s』は通常貸し沖スロを228台と、県内トップクラスの規模で揃える。競合の『J・PARK』は7種類の貸玉料を揃えていた。

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2017.03.17

「島尻郡 南風原町・与那原町」エリア

『ピータイム津嘉山』の沖スロ、ほぼ満席

島尻郡の南風原町には3店舗、与那原町には2店舗のホールが営業している。ピータイムは両町に1店舗ずつを出店している。ピータイムを除く3店舗はすべて、与那原町から那覇市まで東西に走る国道329号線の沿道に並んでおり、那覇市内や豊見城市内の店舗とも競合関係にある。対して、南風原町の『ピータイム津嘉山』が立地するのは、八重瀬町の具志頭から町内を縦貫して北上して来る国道507号線の沿道。また、与那原町の『ピータイム与那原』が立地するのは、南部の沿岸部をぐるりと巡る国道331号線の沿道である。前者では八重瀬町から、後者では南城市の旧・佐敷村や知念村から那覇都市圏に入る際の入口にあたる場所にある。

今回の調査時には、設置台数558台の『ピータイム津嘉山』の店舗稼働率が80.1%を記録。特に、そのうち、調査店舗中で最大の規模となる266台を設置する20円貸し30パイ機(沖スロ)の稼働率が92.5%と、ほぼ満席と言っていい高稼働となっていた。

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2017.03.10

「那覇市南東部(壷屋・開南・末吉)」エリア

『ピータイム壷屋』主力「トリクラ」稼働、約8割

広大な県都・那覇市は、①港湾の周辺に発展した商業区の旧・那覇、②城下町の首里、③那覇と首里の間に位置する真和志、④南部の小禄、⑤米軍からの返還地に開発された新都心・おもろまちの5つのエリアに分けることができる。本稿では、那覇市南東部の、旧・那覇郊外で真和志との境となる壷屋から開南、そして首里で唯一のホールがある末吉エリアに焦点を当てている。

このエリアの高稼働店は、他のエリアでも軒並み高稼働店舗として他を圧倒している『ピータイム』の壷屋店であった。192台設置する通常貸しの沖スロのうち半数を「トリプルクラウン」シリーズで揃え、調査時におけるその稼働率は78.1%と非常に高くなっていた。同店から200メートルほどしか離れていないイースペースグループの『夢屋三原店』では貸玉料を『ピータイム』と徹底的にずらすことによって正面衝突を回避していた。

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2017.02.28

「沖縄市(コザ)中心市街地」エリア

中規模『サンシャイン』4店舗による独占市場

那覇市に次いで沖縄第2の規模を誇る沖縄市の中心市街地。米軍政下ではコザと呼ばれ、嘉手納空軍基地の門前町として「チャンプルー文化」が栄えた。だがベトナム戦争の終結と沖縄の日本返還、周辺への大型商業施設の進出により、シャッター通りのまま放置されている。2015年には数キロ離れた北中城村との境に沖縄最大規模の「イオンモール沖縄ライカム」が開業し、中心市街地に再開発はますます難しくなっている。

ここでは、国道330号線沿道を中心に、南西から北東にかけて順に『山内店』、『諸見店』、『コザ店』、『美里店』と、『サンシャイン』4店舗が営業。中心市街地のシェアを独占する体制が構築されている。『コザ店』でのみ低貸しの設置比率が高めという特徴を指摘することができるものの、いずれの店舗でも通常貸し・30パイ(沖スロ)を主力としており、設置台数でも顧客シェアでも全体のほぼ半数を占めていた。

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2017.02.05

「うるま市石川・金武」エリア

石川『ピータイム』、『J・PARK』に圧勝

うるま市石川は、北部・国頭郡と中部・中頭郡の結節点にある。ここにはピータイムの系列店『ピータイム石川』、ジャンボ・サンシャイングループの系列店『J・PARK石川』、そして『セブン石川』の3店舗がお互いの徒歩圏に立地している。ピータイムの系列店は本島に8店、県内では13店舗あるが、他の系列店と同一商圏で直接対峙しているのは、ここ石川と那覇の新都心・おもろまちの2カ所のみであり、この両方でピータイムの系列店が稼働面で圧勝している。『ピータイム石川』では特に通常貸しの稼働率が高く、店舗稼働率を競合店から引き離す要因となっていた。

石川から北東に約10キロ離れた、米軍基地・キャンプハンセンの“門前町”金武で唯一営業するホール『ステーション金武』は、設置台数82台のパチスロ専門店である。

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2017.01.18

「沖縄本島北部 本島周辺の離島」エリア

今帰仁に『ピータイム』沖スロ専門店オープン

2016年12月30日、その前年の12月に本部町にオープンした『ピータイムもとぶ』につづいて、同じ本部半島の今帰仁村、村役場の近くに『ピータイム今帰仁』がグランドオープンした。ピータイムの系列店舗としては、本島北部で2店舗目、沖縄本島で8店舗目、沖縄県内では13店舗目となる。ピータイムは、石垣島、宮古島では圧倒的なシェアを確保しており、本島でも北部の2店舗や久米島唯一の店舗となる『ピータイム久米島』のように、周辺に競合の無い(あるいは極めて少ない)市場に進出するという、いわゆる「ブルーオーシャン戦略」を採っている。新店『ピータイム今帰仁』の課題は、車で20~30分の距離しか離れていない名護の巨大市場に今帰仁村内のパチンコファンを流出させず、店内に繋ぎ止めておくことである。同店は、設置台数102台の通常貸し沖スロ専門店である。

本島周辺の離島では、前述の久米島のほか、本部港からフェリーで30分の距離にある伊江島でも個人経営のホールが営業しているが、設置台数23台のみのパチスロ専門店となっている。

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2017.01.01

「那覇市 旭橋~壷川」エリア

モナコ『M’sガーデン』の“旗艦店特化戦略”

『モナコ』の屋号で本島内に一時期には10店舗以上を展開した三州観光開発は、系列店を『M‘s』の屋号で3店舗に絞り込んでいる。“旗艦店特化型戦略”と呼べそうだ。3店舗残った『M’s』のなかでも、県下で最高レベルの店舗稼働を維持しているのが、モノレール旭橋駅近くの『M‘sガーデン』である。設置台数560台ながらも、低貸しを設置しない通常貸玉専門店である。調査時には、288台を設置する沖スロの稼働率が76.4%、店舗稼働率でも70.0%となっていた。『M’sガーデン』の優位性は、経営企業による市場環境の変化に合致したストイックな戦略のほかに、パチンコや25パイ機の設置比率を最小限にとどめるという、変えてはいけないところをブレずに変えない姿勢、そして何より立地環境の良さがある。国際通りを中心とする那覇の中心市街地ではホールの撤退が相次ぎ、特に東町や西といった琉球王国時代からの旧市街地に残るホールは、同店のみとなっている。久茂地の公官庁街、松山の歓楽街、そしてインバウンド効果を狙える国際通りの観光地と、そのすべてのニーズを独占できる環境に、現在の『M’sガーデン』はある。

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2017.01.01

「宜野湾市」エリア

競合店改装への対抗リニューアルに成功

沖縄本島中部の宜野湾市内にあるホールは5店舗。うち3店舗が浦添市や那覇市に近い県道34号線沿道に集中している。イースペース(Eスペース)グループは、2015年10月に『イースペース我如古店』を、新ブランドの『ファラオ我如古店』にリニューアルし、県内最多の店舗数を展開するジャンボ・サンシャイングループの『サンシャイン宜野湾店』と、県内で2店舗と少数精鋭の『ステーション真栄原』を稼働面で引き離そうとした。『ファラオ』リニューアルのおよそ1カ月前には『ステーション』でも対抗して、改装リニューアルを実施している。

調査日は、ちょうど旧イベント実施日にあたっていた可能性もあるが、『ステーション』の店舗稼働率が44.9%と、『サンシャイン』の31.7%、『ファラオ』の19.9%を大きく上まわっていた。『ステーション』のリニューアルでは外装にはほとんど手を付けていないものの、トイレやカウンター周りがきれいになっており、遊技環境が改善されていた。

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2017.01.01

「豊見城市・糸満市」エリア

オープン5カ月『イーグル』 迫られる選択

沖縄のパチンコ市場において、2016年1年間を通してもっとも話題性の高いニュースは、『イーグル』の屋号で北海道を中心に店舗を展開する正栄プロジェクトによる市場参入であったと言える。同社は、豊見城市の国道331号線バイバスの沿道、アウトレットモール「あしびなー」近くに、『ノース イーグル 豊見城店』と『サウス イーグル 豊見城店』のツイン店舗を、それぞれ沖縄最多の設置台数である560台、計1120台の規模でオープンさせた。前者が通常貸玉専門店、後者が低貸玉専門店である。どちらも沖縄では最多の設置台数となっているため、通常貸玉専門店としても低貸玉専門店としても、「沖縄最大級」である。オープンからおよそ5カ月が経過した時点での稼働調査となったが、店舗稼働率は『ノース』30.9%、『サウス』45.0%。同じ豊見城市内で唯一の競合店となる『サンシャイン豊見城店』の61.2%と比べると、やや不安の残る稼働率となっていた。

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2017.01.01

「名護市 中心市街地」エリア

Eスペース地盤で『アムズガーデン』健闘

沖縄本島北部地方で最大級の商業施設の集積地となっている名護市の中心市街地で営業するパチンコホールは6店舗。うち4店舗までが、イースペース(Eスペース)グループの系列店となっている。つまり名護は、沖縄県内におけるイースペースグループの最大の「地盤」である。同グループは、2012年8月と比較的最近にも、『ファラオ』につづく新たなブランドとして『ルクソール』を新築オープンさせている。

さらに最近の動きとしては、2015年12月の、『夢屋名護店』から『アムズガーデン名護店』への屋号変更がある。『夢屋』時代にアムズガーデングループの旧全台イベント日であった「5の付く日」が定着していたのか、該当する調査日には同店の稼働率が、通常貸し沖スロ180台の62.2%をはじめ、店舗全体では51.6%と極めて高くなっていた。イースペースグループの顧客は4店舗に分散しており、新たな旗艦店の『ルクソール』でも店舗稼働率は41.8%にとどまった。

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2017.01.01

「浦添市 国道58号線沿道」エリア

ジャンボVSファラオ ジャンボの圧勝

ここ10年程の期間に絞ると、沖縄本島中南部のパチンコ市場において、最大のホールチェーンであるジャンボ・サンシャイングループに直接対決を挑んできたのがEスペースグループであったと言えるだろう。『イースペース(Eスペース)』あるいは『ラッキー』の屋号で店舗を展開していた同屋号は、新たなコンセプトブランドとして『ファラオ』と『ルクソール』を立ち上げ、シェア確保を目指してきた。浦添市の国道58号線沿道では、名護につづいて『ファラオ』ブランドの2号店として2012年にオープンした『ファラオ本店』と、同系列の2店舗によるツイン店舗でジャンボ・サンシャイングループ「最大」を謳う『ジャンボG1店』と隣接する『サンシャイン城間店』が対峙する。調査時の稼働状況では、ジャンボ・サンシャイングループの圧勝となっていた。

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2017.01.01

「うるま市 具志川」エリア

サンシャイン旗艦店『ディノ』30パイ8割稼働

うるま市具志川にある『J・PARKディノ店』は、沖縄で有数の高稼働を誇る。『J・Park』の5店舗は現在、ジャンボ・サンシャイングループ、すなわちオータグループの傘下となっている。調査時の沖スロ通常貸し324台の稼働率は86.1%。圧倒的である。『J・Park』の各店舗、なかでも具志川の『J・PARKディノ店』は、沖縄におけるジャンボ・サンシャイングループの優位性を象徴する店舗であると言えるだろう。

同店の稼働以外での見どころは、内外装の装飾のコンセプトである。「J(ジュラシック)Park」、そして「ディノ(恐竜)」という屋号から想起されるように、映画「ジュラシック・パーク」シリーズ的なテーマで統一されており、テーマパーク的な非日常性を演出する。

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2017.01.01

「一日橋~南風原北IC」エリア

「トリプルクラウン」大量設置による差別化

那覇空港自動車道の南風原北IC近くには、本島南部で最大規模の大型商業施設となる「イオン南風原ショッピングセンター」があり、強い吸引力を有している。また同ICから西に伸びる国道329号線の沿道には、「イオン」と連動した郊外型ロードサイド店舗が軒を連ねる。パチンコ商圏としてもここが、本島南部における最大の激戦区となっている。この市場で優位に立つのが、県内最多の店舗数を擁するジャンボ・サンシャイングループである。調査時には約6割の店舗稼働率を誇る『サンシャイン一日橋店』では「ハナハナ」シリーズが優勢となっていた一方で、『サンシャイン南風原店』では「トリプルクラウン」シリーズを大量設置して、系列店との差別化を図っていた。

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