沖スロ図鑑 7 北電子の「マハロ」と「マタドール」

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北電子の「マハロ」と「マタドール」

©KITA DENSHI

沖スロ市場では、「ハナハナ」シリーズのパイオニア、「トリプルクラウン」シリーズの清龍ゲームジャパン、沖ドキ!のユニバーサルエンターテインメントグループにつづく「第4勢力」として、いくつものメーカーが精力的に機種を製造販売している。有力メーカーとして挙げられるのが、「ワンバー」「スーパービンゴ」シリーズのベルコ、乱嵐エイサーによって市場参入を果たしたオーイズミ、そしてマハロ、マタドールと毎年のように沖スロ新機種を投入している北電子である。

北電子は改めて説明するまでもなく、25パイ機では「ジャグラー」シリーズによって全国のAタイプ市場を牽引する役割を果たしている。沖スロ市場へは、4号機時代のクリエーター、ゴーゴージャグラーS30が前史としてあるのだが、2012年のマハロによって本格的なシェア獲得に乗り出しており、比較的最近になってからの参入メーカーである。

マハロとはハワイ語で「ありがとう」。リール上のパネル画にはハワイアンダンス衣装の3人娘が描かれ、告知ランプが赤い蝶のバタフライランプとなっているなど、モチーフとしては沖縄色よりもハワイ色の方が色濃い。2013年のコイコイマハロ、2014年のワイワイマハロ、2015年のイケイケマハロと後継機が販売されており、初代の2012年から2015年まで、4年連続で4機種のシリーズ機が登場した。

さらに同社は、スペイン語で「闘牛士」を意味する「マタドール」シリーズを、2014年の初代、2016年のマタドールⅡとつづけて投入している。告知ランプは「闘牛ランプ」、筐体の基調色は紫、極めて衝撃度の高い(個人的な感想としては、心臓に悪い)告知音と、これまでのハワイアンな「マハロ」シリーズとは差別化されているのだが、リール上のパネル画にはマハロの3人娘が闘牛士の衣装で登場しており、シリーズ間の連続性をうかがわせる。

北電子製沖スロのゲーム性の特徴としては、すべての小役でボーナスとの同時抽選が行われる点と、後告知の発生頻度が高い点の2点がある。小役との同時抽選については、「ハナハナ」シリーズなどでボーナスとの同時抽選が行われるのは「チェリー」に限られているのに対して、北電子の沖スロでは「チェリー」はもちろん、「スイカ」「ベル」だけでなく、確率は低いが「リプレイ」でも同時当選の可能性があり、期待感が持続する。また告知方式については、「ハナハナ」シリーズなど沖スロの主流派では先告知がメインとなっているのだが、「マハロ」シリーズでは後告知が2割、「マタドール」シリーズでは4割と高めだ。そのため、リーチ目を読む楽しみが残されている。

北電子の沖スロと、ハナハナやトリプルクラウンといった主流派の沖スロとを比較した場合の相違点には、小役との同時抽選、後告知の比率の高さのほかに、北電子の製品の方が告知音やBGMが賑やかだということを指摘しておきたい。告知音については好みが分かれるところなのだが、ハナハナやトリプルクラウンについては、告知音やBGMの控えめなところが沖縄で支持されつづけている理由となっているように思う。そのような事情もあって、マハロとマタドールの両シリーズでは初代より、告知音の鳴る「ナルなるモード」に加え、おそらくは沖縄市場を意識して告知音の鳴らない「し~んモード」が搭載されており、任意で選択できるようになっている。さらに2014年のワイワイマハロと2016年のマタドールⅡからは、告知音がランダムに発生する「ナルかもモード」も追加された。だが実際のホールで複数台が設置され、隣の台で賑やかな「ナルなるモード」が選択されている場合に、「し~んモード」や「ナルかもモード」が選択されるとは想定しにくい。

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