沖スロ図鑑 4 激しい沖スロの4番手争い

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激しい沖スロの4番手争い

©OIZUMI

沖スロを代表する機種を設置規模とファンからの支持にもとづいて挙げていけば、「ハナハナ」シリーズ、「トリプルクラウン」シリーズ、そして比較的最近になって加わった「沖ドキ!」という順となるだろう。その次につづく4位の機種には頭を悩ませる。
候補となるのは、「沖縄フェスティバル」シリーズ、「スーパービンゴ」シリーズ、「乱嵐エイサー」、そして既出の「ハナハナ」シリーズであり重複するが「クイーンハナハナ」の4機種だ。「沖縄フェスティバル」は、「ハナハナ」を出しているパイオニアが「沖スロNEXTスタンダード」として2015年に発売したノーマルタイプ(Aタイプ)である。シリーズ第2弾の「もっと沖縄フェスティバル」が2016年に発売されている。「沖縄フェスティバル」については稿を改めて詳述する。

「スーパービンゴ」シリーズはベルコによるATタイプ。最新の「スーパービンゴリゾート」は規制改正の影響でARTタイプに変更して発売される。ただこのシリーズを「沖スロ」と呼ぶには抵抗がある。主な理由は3つ。まず、押し順のあるATタイプ(ARTタイプ)であること。だがこれは最近のスマッシュヒット機「沖ドキ!」も同じだ。次に液晶演出がゲーム性の重要な要素となっていること。「沖ドキ!」は液晶画面非搭載である。「スーパービンゴ」のチャンスゾーンなど、液晶演出と連動した基本的なゲーム性は、まさに内地の25パイ機そのものである。3つ目の理由は、同じ基本設計の機械が30パイ機バージョンだけでなく25パイ機バージョンも発売されていること。沖縄のホールでも、30パイ機バージョンを設置せず25パイ機バージョンのみを設置しているところが散見される。ベルコのパチスロでは過去に「ワンバー」シリーズが沖縄で沖スロとして受け入れられてきた。「ワンバー」と「スーパービンゴ」の両シリーズには共通するゲーム性もあり、「ワンバー」の経験が、沖縄における「スーパービンゴ」に対する支持を用意したと思われる。

「ハナハナ」、「トリプルクラウン」、「沖ドキ!」に次ぐ第4ブランドの地位を獲得しようと、多くのメーカーが挑戦している。2016年にはオーイズミが挑戦した。「乱嵐エイサー」は同社による沖スロ市場本格参入第1弾機種である。同機のスペック・ゲーム性はオーソドックスな沖スロそのものだ。「ハナハナ」や「トリプルクラウン」と比較した際に特徴となる相違点は、告知演出と1ゲーム連にある。リール左右上のハイビスカスランプの位置に小さなドラムを咥えたシーサーのランプがあるほか、リール上の液晶画面が搭載される場所に巨大なランプを搭載しており、BB当選時にはここに派手でリアルなシーサーが浮かび上がる。この告知は、「CR牙狼」シリーズの演出をもじって「F.O.S.(フェイス・オブ・シーサー)」と名づけられている。本機では1ゲーム連を発生させるためにボーナス中にも次回ボーナスの抽選がBBのみで行われており、当選すればボーナス終了後の1ゲーム連となる。参入第1弾機種としては、まとまった規模で導入された。本機の派手な演出が沖縄で受け入れられるのかどうか、稼働状況の経過を注目したい。

「ハナハナ」シリーズを発売するパイオニアは、沖スロの新機種開発に意欲的だ。正統派あるいは嫡流と言うべき「ハナハナ」シリーズのほかに、バージョン機あるいは傍流の「ハナハナ」シリーズや、「沖縄フェスティバル」のような別ブランドをいくつも発売している。傍流の「ハナハナ」は3つの系統に分類できる。正統派よりもコイン持ちの良い「クイーンハナハナ」、派手な告知アクションの「ドラゴンハナハナ」と「ハナハナホウオウ」の系統、そして反対に静かな告知が特徴の「ユルビスカス」である。このうち、市場に受け入れられて定着したのが「クイーンハナハナ」だ。「ハナハナ」シリーズの1000円あたりのベース値(コイン持ち)は、「キングハナハナ」37ゲーム、「クイーンハナハナ」37.5ゲーム、「ハナハナホウオウ」36.5ゲーム、「ドラゴンハナハナ」36ゲーム。それぞれの違いはわずかではあるが、打ちつづければその差が響いてくる。コイン持ちが良ければ良いほど出玉の波(スランプグラフ)は穏やかとなり、悪ければ波は荒くなると言われている。穏やかな「クイーンハナハナ」は、沖縄での一定の支持を確立している。

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